スタッフブログ
鼻づまりに効く鍼灸とは?原因からツボまで徹底解説
鍼灸療法が注目される理由
市販薬や点鼻薬では一時的な効果しか感じられないという方も多いのではないでしょうか。そんな中、自然治癒力を高めながら体質改善を目指せる東洋医学・鍼灸療法 が注目を集めています。副作用が少なく、体の内側からアプローチできるのが魅力です。
2. 鼻づまりの原因
アレルギー性鼻炎
ハウスダストや花粉などが原因で鼻粘膜が炎症を起こし、慢性的な鼻づまりに。くしゃみや鼻水を伴うことが多いです。
副鼻腔炎
「蓄膿症」とも呼ばれ、鼻の奥にある副鼻腔に膿がたまり、鼻づまりや頭重感、においが分かりにくくなるといった症状が出ます。
環境要因や生活習慣
冷暖房による乾燥、ストレス、睡眠不足なども鼻の粘膜に影響を与え、慢性的な鼻づまりを引き起こすことがあります。
3. 鍼灸療法とは
鍼灸の基本原理
鍼(はり)や灸(きゅう)で体表のツボを刺激することで、気(エネルギー)の流れや血流を整え、自然治癒力を高める 東洋医学の治療法です。
東洋医学における「気」と「経絡」
東洋医学では、体には「気血水」が巡っており、その通り道が「経絡」と呼ばれます。鼻づまりはこの流れの滞りによって起こると考えられており、経絡に働きかけることで症状の改善が期待されます。
4. 鍼灸が鼻づまりに効果的な理由
血行促進と炎症の軽減
ツボへの刺激で血流が良くなることで、鼻粘膜の炎症が緩和され、腫れや詰まりが解消されやすくなります。
自律神経の調整
ストレスや自律神経の乱れが原因で起こる鼻づまりには、鍼灸によるリラックス効果や副交感神経への働きかけが効果的です。
免疫力の向上
鍼灸は体の免疫機能を高める作用もあり、アレルギー性鼻炎などの予防や体質改善にもつながります。
5. セルフケアとしてのツボ押し
自宅でできる簡単なツボ押し方法
鼻づまりのセルフケアとしておすすめなのが、ツボ押しです。以下のツボを優しく指で刺激することで、鼻の通りが改善されることがあります。
- 迎香(げいこう):小鼻の両脇にあるツボ。鼻の通りをよくする効果があります。
- 印堂(いんどう):眉間の中央。自律神経を整え、リラックス効果があります。
- 合谷(ごうこく):手の甲、親指と人差し指の骨が交差する部分のくぼみ。全身の調整に使われる万能ツボです。
各ツボを5秒程度、心地よい強さでゆっくり押しましょう。1日数回、気づいたときに行うと効果的です。
注意点と効果的なタイミング
- 食後すぐや入浴直後は避ける(血行が変化しやすいため)
- 痛みを感じるほど強く押さない
- 深呼吸しながらリラックスした状態で行うとより効果的です
セルフケアとしてツボ押しを取り入れることで、日々の鼻づまりを軽減し、鍼灸治療との相乗効果も期待できます。