コラム
市販薬では治らない?“繰り返す胃腸トラブル”の正体と、専門医がすすめるチェック方法

「胃薬が手放せない」「整腸剤を飲むと一時的に良くなるけれど、また繰り返す」
こうした“胃腸の不調ループ”に悩む方は、とても多くいらっしゃいます。
市販薬は確かに便利ですが、症状が戻ってくる場合、そこには
“市販薬では届かない原因”が隠れていることがあります。
なぜ、市販薬で良くならないのか?
まず知っておきたいのは、市販薬の多くは症状を和らげる“対症療法”だということです。
例えば、
- 胃のムカつき → 胃酸を抑える薬
- 下痢 → 腸の動きを抑える薬
- 便秘 → 排便を促す薬

こうした薬は一時的な負担軽減には有効ですが、原因そのものを治すわけではありません。
そのため、背景に炎症やポリープなどの異常がある場合、薬を飲んでも根本解決にはならず、再発を繰り返してしまいます。
胃腸トラブルの裏に潜む、見落とされやすい原因
症状が続く人に多い“隠れた原因”には、次のようなものがあります。
胃のトラブル
- ・慢性胃炎
- ・逆流性食道炎
- ・ピロリ菌感染
- ・胃ポリープ
- ・早期胃がん(初期は症状が軽い)
特に「胃薬が効かない」「胸焼けが治らない」場合は、粘膜の炎症が長期間残っているケースが多く見られます。
腸のトラブル
- ・過敏性腸症候群
- ・大腸憩室炎
- ・炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎など)
- ・大腸ポリープ・大腸がん
便秘薬や整腸剤で一時的に楽になっても、腸に炎症やポリープがある場合は改善しません。
「検査」が必要になるタイミングとは?
胃腸トラブルが以下の状態に当てはまる場合は、専門医によるチェックが安心につながります。
- ・1~2週間以上同じ症状を繰り返す
- ・胃薬・整腸剤を飲んでもすぐ元に戻る
- ・食後のムカつき・胸焼けが続く
- ・便秘と下痢を繰り返す
- ・便に血が混じることがある
- ・体重が減ってきた
- ・40歳を過ぎてから不調が増えた
こうした“繰り返す症状”は、検査で原因を把握することが大切です。

胃カメラ・大腸カメラで分かること
胃カメラ
- 胃炎の状態
- ピロリ菌の有無
- ポリープ
- 早期胃がん(自覚症状が出にくい)

大腸カメラ
- 大腸ポリープ
- 大腸がん
- 腸の炎症(潰瘍性大腸炎・クローン病など)
※これらは、直接画像確認できる唯一の方法です。

鍼灸では“体質を整えるケア”が可能
メディカルジャパンでは、
- ・自律神経の安定
- ・胃腸の動きの調整
- ・腹部の張り・冷えの改善
- ・ストレスによる胃腸負担の軽減
など、東洋医学的アプローチで胃腸トラブルを“起こりにくい体質”へ導くサポートを行います。


ただし、鍼灸では病変の有無までは分かりません。
そのため、必要な場面では医科との連携が欠かせません。
内視鏡検査に強い「いけざき内科」のご紹介
「市販薬が効かない」「原因をはっきり知りたい」
そんな方には、当院と提携している東松原駅前 いけざき内科・内視鏡クリニックでの専門的な検査をおすすめしています。
「症状が続くけれど、何となく市販薬でごまかしている」という方こそ、一度チェックすることで安心につながります。

まとめ
胃腸トラブルは、市販薬で“治ったように見える”ことがあります。
しかし、症状が繰り返す場合は、体が出しているサインを見逃さないことが大切です。
メディカルジャパンでは
東洋医学による体質ケア × 内科との連携
という両面サポートで、皆さまの健康を支えています。
胃腸の不調が続く方は、お気軽にご相談ください。

