コラム
三陰交マッサージで足のむくみ・体の冷え・夏の不調をケアしよう
記事内容
- 1.こんな不調ありませんか?
- 2.三陰交とは?
- 3.三陰交がもたらす代表的な効果
- 4.セルフマッサージの方法(*動画参照)
- 5.まとめ
1. こんな不調ありませんか?
- 「夕方になると足が重くてだるくなる…」
- 「冷房の効いたオフィスや電車内で足が冷える…」
- 「暑くなるとなんとなく疲れやすく、集中力が続かない…」
これらの不調の背景には、東洋医学でいうところの「水分代謝」や「血流の停滞」が関係している可能性があります。そんな体のバランスを整えるために注目されているのが、ツボ「三陰交(さんいんこう)」です。
2. 三陰交とは?

三陰交は、足の内くるぶしから指4本分ほど上にあり、脛(すね)の骨の内側に位置するツボです。「肝」「脾」「腎」の3つの重要な経絡が交わるこの場所は、体のバランスを整えるための大切なポイントです。「血流や気分の巡り(肝)」「栄養や水分代謝(脾)」「体力やホルモンバランス(腎)」といった、体の内側を支える3つの大事な働きをまとめてサポートしてくれるツボです。
3. 三陰交がもたらす代表的な効果
▶ 脚のむくみ・疲れ・冷えの改善

三陰交を刺激することで、リンパや血液の流れが促され、足元のむくみやだるさが改善されます。さらに利尿作用があり体内の水分を排出させる効果があります。
▶ 自律神経と体調の安定

腎=生命エネルギー、肝=気血の巡り、脾=代謝。この3つを整えることで、ストレス耐性が上がり、体調が安定しやすくなります。
▶ 生理痛など女性特有の不調にも

生理痛やPMSなど、女性の不調を改善するツボとしても三陰交は知られています。男性にとっても腎機能サポートや冷え・むくみ対策として活用できます。
▶ 熱中症予防にも間接的効果

汗により水分とミネラルが失われがちな夏、三陰交を刺激することで、体温調整や水分代謝の安定が期待できます。夏バテや熱中症対策にもおすすめです。
4. セルフマッサージの方法(*動画参照)
- ①脛の内側、内くるぶしから指4本分上にある三陰交を見つける
- ②人差し指か親指で強めに押し、20秒から30秒刺激する
*入浴後や就寝前、冷えを感じたときに行うと効果的です。
水分摂取がしっかりできていて足が浮腫む方は葉酸やミネラルを摂るように心がけてみてください。
5. まとめ
三陰交は、脚のむくみ・だるさ・冷え・自律神経の乱れなどに対して非常に応用範囲の広いツボです。女性だけでなく、男性にとっても体調管理のセルフケアとして役立ちます。
ぜひ、日々の習慣として取り入れ、健康づくりに役立ててみてください。